17.07.15
アフターサービスでよくある問合わせ3項目の対処法 その③ 玄関ドアこんにちは。
アフターサービス担当の一ノ渡です。
今回は
についてお話します。
毎日、必ず使う玄関ドア。長年使用していると、閉まるスピードが速くなって、「バターン!!」ってうるさいですよね。
そんな時もドライバー一本で直ってしまう事が多いんです。
まずはじめに、玄関ドアの右か左上にある部品(ドアクローザー)のまわりを確認してください。
(※今回はYKKの玄関ドアを参考にご説明します)
このドアクローザーのまわりに油みたいなものが垂れたあとがあればドアクローザーごと交換になります。
油が垂れたようなあとが無い様であれば、調整の作業に入ります。
ドアクローザーの側面部分に調整用のネジが三本あります。
※三本目はメーカーや、物によってシールで隠れていたり、無かったりします。
速度調節ネジ①はドアを全開にしてから閉まるまでの最初の速さを調節するネジ。(クローザー内部の油で速度を制限するもの。)
速度調節ネジ②は図の真ん中の部分の速さを調節するネジ。(クローザー内部の油で速度を制限するもの。)
角度調節ネジ③(ラッチング角度)はドアが閉まる最後の部分の角度を調節するネジ。(クローザー内部の油で速度を制限しません。あくまで角度を調整するものです。)
③の角度を大きくすると扉の重さと、閉まってくる速さで遠心力みたいな原理で扉が速く閉まります。
ですので、ドアが閉まる際のバターンという音を少しでも減らしたい場合は①・②のネジで遅く閉まるように調節し、③の角度を狭くしてください。
さて次に、玄関の鍵の部分についてお話します。
長く使っていると鍵がささりにくい・開きにくい・抜けにくい等ありますよね。
そんな時、皆様はよく「クレ556」等の油系のスプレーを使う方が多いですが、これはあまり良くないんです。
油系のスプレーですと使った時は調子が良いのですが、全く乾かず、砂埃や、汚れ等が付着し、すぐに調子が悪くなります。そして、調子が使う前よりさらに悪くなることもありますので注意してください。
そんな時におススメなのが、シリコーンスプレーです。
こちらは速乾性が高いので使用した場所に埃等が付着しにくくアフターでは必需品です。
また、手元にシリコーンスプレーが無い場合は、鉛筆の芯で鍵が真っ黒になるまで擦ってください。
それを鍵穴に差し込んで数回抜き差しをして、また鍵が真っ黒になるまで擦ってを何度か繰り返してください。
そうすると意外になおります。
でも、上記の事をやっても効果がない場合は、早めに業者に修理の依頼をしてください。
では、今回はこの辺で。
次回からもアフター関連のことについてお話していきますので、読んで頂ければ幸いです。
では、次回もお楽しみに~