17.09.03
住宅と健康の3つの関係こんにちは、春日部店の柿本です!
皆様は、家づくりと健康が密接な関係にある事をご存知ですか?
裏を返して言えば、知らないと体に良くない住宅に住む事も考えられます。
これまでの日本の住宅は、「夏は暑く、冬は寒い」この定義が常識でした。
では、なぜ夏は暑く、冬は寒いのか?
答えは「建築する際に、居住性まで検討していないから」です。
要するに夏涼しく、冬暖かい住宅にする為の事を何もしていない、という事です。
これは、健康に、そして光熱費にも大きく関係してくる事でもあります。
では、夏涼しく、冬暖かい家づくりを検討する時に何を調べればいいのか。
テレビCMでもよく耳にする言葉になってきたと思います。
高気密・高断熱を行う場所は、断熱材です。
簡単な話、断熱材の性能を良い物を選定し、室内の機密を良くする。
すると、どうなると思いますか?
魔法瓶の水筒をイメージして頂くと分かりやすいと思います。
温かい飲み物を入れた時には冷めにくく、冷たい飲み物を入れたらぬるくなりにくい。
その要領を住宅にも検討しましょう。
では、その魔法瓶のような家だと、どのようになるのか?
でも、『機密が良い』という事は、息苦しいのでは?と思うかもしれません。
その為に、次のシステムです。
「なんだ?それ?」と思われる方もおられると思います。
自動的に室内の空気の入れ替えをするシステムです。
ここでは、エコエアという計画換気システムの話をします。
これは、ただの換気扇や24時間換気とは根本的に異なります。
どこをどのように換気しているのか分からないような換気扇に比べて、計画換気システムは2時間に1回、家の中すべての空気を入れ替えてくれます。
という事は、室内の空気が常にキレイな状態であるということ。
家の中の空気が常にキレイな状態という事は、アトピーや花粉症の方には抜群に効果を発揮するという事です!!
そして、この計画換気システム「エコエア」は、湿度のコントロールまでしてくれます。
まず、カビやダニは湿度60%から発生します。
そして75%~100%で増殖していきます。
湿度が55%になれば発生は抑制され、10度以下だと発生は鈍ります。
ダニやカビは、湿度55%を下回ればいいのか?答えはNOです。
湿度が低すぎると、室内が乾燥してしまいます。
すると、結露が起きたり、風邪やインフルエンザウイルスが活発に動くようになります。
インフルエンザウイルスは、湿度65%の環境では99%不活性化するようです。
そう考えると、湿度75%以上でカビやダニが発生するし、55%以下ではインフルエンザウイルスを育てる環境であるということ。
結論65%で湿度を抑えた環境づくりが必要だという事です。
カビやダニが発生しないことによって、病気やアトピーが改善された!という調査結果も出ています。
高気密・高断熱は設計の段階から検討が必要です。
このように、実は住宅を建てる際に「健康」にも気をつかう事が出来る。
家族が健康で、快適に暮らしていくマイホームづくりをおすすめします!!