18.02.11
アフター担当からの豆知識☆☆こんにちは。
アフターサービス担当の一ノ渡です。
前回の屋外木部の塗装はお役にたてたでしょうか?
今回は、屋外によく設置する、門扉等、屋外鉄部の塗り替えについてお話します。
まず、木部塗装の時と同じように、下地調整を行います。
① 汚れを落とす
門扉・フェンスなどは泥汚れなどが付着しているので、よく水洗いしましょう。
また、乾かないと塗装ができない為、できれば前日におこなっておくのが良いと思います。
② サビを落とす
錆付いている部分はワイヤーブラシやサンドペーパー(#80位の粗いもの)を使い、落しましょう。
錆付いている範囲が広い場合は電動ドリルやディスクグラインダーにワイヤーカップブラシを取り付けて使用すると効率よくサビ落としができます。
蝶番や溶接部分は特に錆が出やすいので、丁寧に作業しましょう。
※ 電動工具を使用する際は防塵メガネを必ず着用し、軍手等は外して作業しましょう。
③ 浮き上がった古い塗膜をはがす
スクレーパーや皮スキ等で前に押し出すようにして塗膜をはがします。
また、古い塗膜を綺麗に剥がしたい場合は塗料はく離剤を塗り、2~3分おいてかき落としましょう。
その後、ペイントうすめ液で拭きます。
④ 全体にサンドペーパーでヤスリがけする
古い塗膜がしっかりしている部分もサンドペーパー(#150位の細かいもの)やスチールウールを使ってこすっておきましょう。そうする事によって、塗料のくいつきが良くなり、はがれにくくなります。
⑤ 養生をする
塗料が付着したら困る場所には、マスキングテープや新聞紙を使って養生をしましょう。
植木などはロープやビニール紐等で縛って塗装面からよけておきましょう。
⑥ 錆止め塗料を塗る
サビを落とした部分だけに、錆止め塗料を塗ります。
ここまでが、塗装前の下準備です。
錆止め塗料が完全に乾いたら塗装開始です。
塗装を始める場所はまず、狭い場所や塗りにくい場所から塗っていくのがポイントです。
塗装が終わったら、ヒモ等を張ったり脚立を立てたりするなど、『ペンキ塗りたて』であることをわかりやすくしておくと良いでしょう。
アルミ面の塗装は塗装面をよく洗って、白カビが発生していたら、耐水ペーパー(#280~320位の細かいやつ)でヤスリがけをしてから鉄部と同じ要領で塗っていきましょう。
また、アルミサッシ・門扉・フェンスなどにはアルミに直接塗れるスプレー塗料を使用して塗りましょう。
門扉・フェンスの材質は昔は鉄が多く使われていました。鉄製の物は錆に弱いという大きなウィークポイントを持っています。
塗装の剥がれは錆をよび、錆が塗装の剥がれを広げてしまい、それの繰り返しで、そのうちに下地そのものを侵食していきます。
これを防ぐためにも、3~4年に一度位のペースで塗り替えをしてあげてください。
最近の材質は鉄からアルミ製の物に変わってきました。アルミは半永久的というものですが、やはり、白錆が出てきて腐食します。
なので、材質がアルミの場合でも、3~4年とまではいきませんが塗り替えをしてあげてください。
以上、また次回も、お役に立ちそうなお話をしたいと思います。
お楽しみに~!!