25.01.09
パッシブデザインを紐解く【1】高性能住宅のキーワード~前編~こんにちは!埼玉県の注文住宅 工務店 黒須建設です。
当社がパッシブデザインの家づくりを展開していることは、ブログでもたびたび触れてきました。
パッシブデザインの家とは自然の力を利用して心地よく暮らす住まいのこと。ということは知っていても、「わかったような、わからないような…?」と感じている方も多いことと思います。
そこで、「具体的にどのような家がパッシブデザインなのか」「パッシブデザインの家に必要な条件とは?」などなど、理解を深めていただくために、パッシブデザインについて少しずつ紐解いていきたいと思います。
今回は、パッシブデザインの家づくりに欠かせない高気密・高断熱について知るためのキーワードをご紹介します。
●高気密・高断熱の高性能住宅と相性抜群
パッシブデザインは太陽光の熱を利用して室内を暖めたり、反対に軒で暑い陽射しを遮断したりと、季節による太陽の動きや敷地条件に合わせて設計されています。
なるべく設備に頼らずに自然エネルギーを活用して住環境を快適に整えることが目的で、その効果は家の性能に大きく左右されます。
例えば、陽射しが家の中にたくさん注ぎ込むと昼間の室内は冬でも暖かくなりますが、気密性が低くスキマが多い家だと外気温に影響されてすぐに冷えてしまいます。
高気密・高断熱の高性能住宅なら、暖かい空気をキープする保温効果があり、夜まで暖かさを保ちます。
パッシブデザインは高性能住宅と掛け合わせることで、大きな効果を発揮するのです。
●高性能住宅のキーワード
家の断熱性能が高いのか低いのかを理解するために、ぜひ知っておきたいキーワードをご紹介します。
・UA値(外皮平均熱貫流率[W/(㎡K)])=低い方がいい
UA値は、建物の熱貫流率を示す指標。建物からどのくらい熱が出ていくのかがわかる数値です。
壁・屋根・窓・ドア・床などからそれぞれどのくらい熱が出ていくのかの数値(熱貫流率U値)を計算し、外皮全体で平均します。低いUA値は、建物の断熱性能が高いことを意味し、エネルギー効率がよいとされます。一方、高いUA値は外壁が熱を通しやすいことを示し、断熱性能が低いとされます。
建築物省エネ法による省エネ基準は0.87W/(㎡K)、ZEH基準は0.6W/(㎡K)、HEAT20 G1は0.56W/(㎡K)、G2は0.46W/(㎡K)です。
ちなみに、黒須建設はHEAT20 G2グレードが標準装備!断熱等級6の高性能住宅で、パッシブデザインの効果を底上げします。
・C値(相当隙間面積[c㎡/㎡])=低い方がいい
C値は、建物の気密性を評価するための指標。建物にどのくらい隙間が空いているのかがわかる数値です。建物全体の隙間面積を建物の延床面積で割って計算します。
どんなにいい断熱材を入れても、隙間が多いとせっかく暖めた(または冷やした)空気が外に逃げてしまったり、外から冷たい(または熱い)空気が入ってきたりして、家全体の断熱性能が落ちてしまいます。
黒須建設では施工が間違いなく行われているかどうかをチェックするために、全棟気密検査をしています。
一般的な建物のC値は10c㎡/㎡(延床面積100m²の家で約32cm×32cmの隙間がある状態)ですが、当社は隙間を10分の1にする1.0 c㎡/㎡を目指しています。
~後編に続く~
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TEL:久喜展示場 0480-26-1122
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