25.04.08
パッシブデザインを紐解く【4】日射遮蔽こんにちは!埼玉県の注文住宅 工務店 黒須建設です。
当社がパッシブデザインの家づくりを展開していることは、ブログでもたびたび触れてきました。
パッシブデザインの家とは自然の力を利用して心地よく暮らす住まいのこと。ということは知っていても、「わかったような、わからないような…?」と感じている方も多いことと思います。
そこで、「具体的にどのような家がパッシブデザインなのか」「パッシブデザインの家に必要な条件とは?」などなど、理解を深めていただくために、パッシブデザインについて少しずつ紐解いていきたいと思います。
今回は、夏を涼しく過ごすための「日射遮蔽」についてです。
高気密・高断熱の家は室内温度が外気温に左右されにくいので、少しのエアコンで涼しくなります。しかし前回の「パッシブデザインを紐解く【3】日射取得」でもご紹介したように、熱は窓から出入りしますから、どれだけ太陽の熱を窓から入れないようにするかが夏涼しい家づくりのポイントになります。
ここで注意したいのが、「窓の内側ではなく、外側で日射遮蔽をする」ということ。
日光は物に当たることで熱になりますので、例えばカーテンで日射したとしても、窓に当たってカーテンに当たって、隙間から射し込んだ光が床に当たって…と、部屋の中で光が熱になる割合が多くなります。
窓の外側で日差しを遮ることができれば、光が熱に変わる割合が少なくなり、室内はさらに快適、エアコンの効きもよくなります。
窓の外側で太陽の光をカットするには、シェードやブラインド、すだれ、よしずなどを用いるといいでしょう。窓の外にゴーヤやアサガオなどのツタを這わせて、グリーンカーテンをつくるご家庭もありますね。グリーンで覆うと、見た目に涼し気なだけでなく実際に1~2℃室温が下がるというデータもあるそうです。
すだれやよしずなどを季節ごとにつけたり外したりするのが手間であれば、窓に設置する外づけシェードやブラインドを設置すると、必要なときだけ使えて便利です。
次回の「パッシブデザインを紐解く」もお楽しみに!
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